2010年2月22日
第4回 「食物あったかサービス」~ディサービス大妻日和~ (H22.02.20)
「食物あったかサービス」~ディサービス大妻日和~
第4回(最終回)も大成功でした!!
“卒業生寮母”の皆さん,ご協力ありがとうございました!!
地域を大切にしながら,地域に愛され,地域とともに育っていきたいという地域密着型と,4科をコラボレートすることによる『福祉の大妻』の完成を目指して実施してきました「食物あったかサービス~大妻日和」が,いよいよ最終回を迎えました。
最終回となる第4回目は2月20日(土)に開催され,七飯町の有料老人ホーム「ハーモニーハイツななえ」の11名の入所者さんをご招待。本校福祉科一回生と十回生の“卒業生寮母”がスタッフとして来校。ソフトボール部とバレー部に在籍していただけに,さすがに存在感が違うというのが第一印象でした。
「調理班」のメニューは炊き込みごはん(鶏肉・にんじん・ひじき・こ揚げ),大根と三つ葉の味噌汁,タラのムニエル,かぼちゃの団子フライ,茶碗蒸し,そしてデザートが杏仁豆腐。減塩食やきざみ食の方々の美しい盛り付け方や,大根の切り方も,前回の反省から繊維に沿って切るのではなく,食べやすくするために繊維も切るという方法を取り入れ,さらに団子の大きさにもこだわるなどの工夫をしていました。
「レク班」は福祉科2年生が担当。既に施設実習を体験しているだけに,ごく自然に,笑顔でコミュニケーションをとったり,トイレの誘導なども慣れたもので実に堂に入っていました。カルタやリンゴの歌を一緒に歌うなどして和やかに交流を深めていました。
生徒たちも,『段取りよくスムーズにできるようになってきた。』『きざみ食をどうしたら美しく盛り付けることができるか,少し苦労しました。』『全部食べてくれるか観察していましたが,だいたいうまくいったと思います』『先輩の寮母さんが協力してくれて助かりました。』などと話していました。
今年は,グループホーム・介護老人保健施設・特別養護老人ホーム・有料老人ホームの,それぞれ形態の異なる各施設の利用者さんを招待し体験を重ねることができました。これからも,卒業生を含めた社会資源を活用して交流を深めていきたいと考えています。
写真:©函館大妻高等学校
投稿者 otsuma : 22:22
2010年2月 8日
第6回「健康はこだて21」(H22.02.07)
食物健康科棟を開放
第6回「健康はこだて21」開催
「建物がこんなにきれいだとは思わなかった!!
函館市主催の「健康はこだて21」が,2月7日(日)13:00~16:00にかけて,本校の食物健康科棟で開催されました。栄養士さんを含めて,初めて食物健康科棟を訪れた人ばかり。「カフェテラス」から校庭をながめて,「イイネェ~」「雪景色もこうして見るときれい」など……。
今回は『早寝早起き朝ごはん』に焦点をあてた「食育」がテーマ。ひとり暮らしをしている18歳~29歳までの,~若者のための「食育」~。大学生や看護学生など62名が参加。講演の後,満を持して調理実習に挑戦。メニューは,①ミニちゃんちゃん焼き,②簡単ビビンバ,③ブラマンジェ チョコレートソースの三品。函館みらい大学の男子学生グループは,料理ができるたびに“ヨ~シ!!”と声を掛け合うなど和気あいあい。出来上がった料理を丼一杯,お皿イッパイ盛り付けて満足,マ・ン・ゾ・ク,腹いっぱい。
「食育」は,本校が食物健康科を新設したときから掲げ,“ふっくりんこ”や“リンゴ”,“野菜”などの栽培から創作料理まで,一貫して追及しているテーマ。これからも,行政はもとより,幅広い分野と手を携えながら「食育教育」を推進していこうと思っています。
写真:©函館大妻高等学校
投稿者 otsuma : 16:24
2010年2月 5日
福祉科3年生「普通救命講習会」(H22.02.03)
福祉科3年生「普通救命講習会」
緊張しました! 勉強になりました!!
普通救命講習会は,『福祉・看護従事者として働く場合,何度か緊急時に遭遇することが想定される。救急法を学ぶことで対応が円滑にできるようにする』ことを目的に,福祉科創設時から実施してきました。今回は,的場消防署救急隊の協力を得て,2月3日(水),9:00から12:35まで福祉科3年生を対象に行われました。
校長先生の「自信が無ければ行動に移せない。事あるときに対処できるよう,真剣に取り組んで欲しい」という挨拶の後,救急隊長の講義,隊員の方による模範演技,そして体験学習という流れでしたが,最初は緊張気味でぎこちなかったものの,さすがは福祉科3年生。既に就職・進学が決まり,間もなく社会人という“自覚のかたまり”みたいに真剣そのもの。心肺蘇生法からAED,三角巾を使用した創傷に対する被覆等の応急処置,搬送方法を勉強して修了しました。
乙部中学校出身で,函館厚生院に就職が内定している安田亜未さんは,「緊張しました。息を吹き込むのが難しかったけれど,いつ,どこで,何があるか判らないので,AEDの使い方など勉強になりました」と話していた。
写真:©函館大妻高等学校
投稿者 otsuma : 14:28
2010年2月 4日
大好評!!家政科3年生「夢見る布絵本展」(H22.01.29)
北海道高等学校PTA連合会道南支部研修報告会で実践発表
大好評!!家政科3年生「夢見る布絵本展」
本校の家政科は,大正13年創立以来86年の歴史を誇る伝統学科。生徒一人ひとりの能力や資質を生かして,きめ細かな指導と,分かるまで付き合い,最後まであきらめさせない根気強い先生方の指導もあり,3年間でめきめき腕をあげていきます。まさに“不撓不屈”の大妻精神の継承者といえます。その集大成が,机上の学問にとどまらず,知識の応用能力・実践的能力の育成を目的に毎年開催される「卒業作品展」です。
今回の企画は,昨年11月12日~15日に函館市中央図書館で開催した「夢見る布絵本展」(卒業作品展)が,新聞などで取り上げられて話題になったことから,北海道高等学校PTA連合会道南支部研修報告会で実践発表して欲しいという依頼があり,実現しました。
西本先生の指導のもと,苦労して製作し作品に仕上げただけに,家政科代表の6名の生徒は自信を持って167名の保護者を前に堂々と説明し発表していました。PTAの役員はお母さん方が多いため,うなずきながら聞き入り興味津々。途中で来場者にも出演してもらい,笑いを誘いながらの演出もあり,何回も拍手を受けるなど大好評。展示コーナーにもたくさんのお母さんがきて,実際に作品を手に取って質問をしていました。
家政科主任の工藤先生は,「これからは,時代の流れとともに家庭科教育にも変化が求められるので,伝統を大切にしながらも縛られること無く,新しい大妻高校家政科の取り組みを発信していきたい。目指すところは“地域に密着した家政科”です。」と話している。また,「校内的には,家政科の技術を福祉や食物といったさまざまな分野と連携し,コラボレート(共同製作)していきたい。」とも話していました。大妻高校の家政科は,常に新しいものを追い求め,進化しようとしています。生徒と共に学び,進む。そこに“夢”があるのです。
写真:©函館大妻高等学校
投稿者 otsuma : 13:01