学校案内

学校沿革
School Chronicle

卒業者数 22,945名
修了者数(専攻科) 1,553名
総合計 24,498名

2024(令和6)年5月現在

函館大妻学園の歴史

1924(大正13)年
1月15日
大妻コタカ先生より分校創立(全国唯一の分校)の承認を得る
3月1日
北海道長官による各種学校の設立許可
4月1日
函館大妻技芸学校を創立、函館市蓬莱町149番地(現在の宝来町)の仮校舎で開校
1925(大正14)年
7月
函館市松風町264番地に校舎新築移転

1924 分校創立承認書

1925 松風町校舎

1925 松風町校舎授業風景

1926(大正15)年

第一回卒業式、第一期生は118人

1929(昭和4)年
9月
函館市高砂町110番地(現在の若松町)へ校舎新築移転
1932(昭和7)年
4月
法令により「函館大妻女子高等技芸学校」へ改称
1948(昭和23)年
10月
学制改革により「函館大妻学園 函館大妻技芸高等学校」へ改称
1951(昭和26)年
2月
学校法人 函館大妻学園を組織
1953(昭和28)年
11月24日
函館市川原町5番地(現在地の柳町14 番地23号)へ校舎新築移転
1961(昭和36)年
9月
普通科の設置により「函館大妻学園 函館大妻高等学校」へ改称
1966(昭和41)年
4月
外山ハツ理事長・校長、勲四等瑞宝章の叙勲を受ける

1929 高砂町校舎

1953 川原町5番地校舎新築移転

1966 勲四等瑞宝章の叙勲

1968(昭和43)年
4月
外山正、副校長に就任
11月
体育館(後に第二体育館:2013年取り壊し)を新築
1969(昭和44)年
9月
同窓会館を新築(2003年取り壊し)
1972(昭和47)年
10月
本校舎を新築(2013年取り壊し)
1973(昭和48)年
5月8日
本校の創立と発展に尽力された神田マスコ先生 逝去
10月5日
創立50周年記念式典挙行
1975(昭和50)年
12月
外山ハツ理事長・校長、知事表彰(北海道社会貢献賞)を受賞
1977(昭和52)年
10月
西側校舎を増改築
1983(昭和58)年
4月23日
外山ハツ初代理事長・校長 逝去
4月29日
外山正第二代理事長・校長 就任

1969 同窓会館新築

1972 本校舎新築

1983 外山ハツ初代理事長・校長 逝去

1984(昭和59)年
4月1日
公益信託 外山ハツ記念育英基金 設立、特待生制度が発足
4月
外山ハツ記念館(旧居宅)を公開(2013年取り壊し)
1986(昭和61)年
10月
第一体育館を新築
1988(昭和63)年
4月
福祉科を新設、第一期生が入学
1991(平成3)年
4月
生活情報科を新設、第一期生が入学
1993(平成5)年
10月
生徒食堂を新築(2013年取り壊し)
10月7日
創立70周年記念式典挙行
11月
外山正理事長・校長、知事表彰(北海道社会貢献賞)を受賞
1994(平成6)年
4月
外山茂樹第三代校長 就任
4月7日
北海道知事より ホームヘルパー養成研修事業(1級課程)に指定される
1996(平成8)年
4月2日
北海道知事より ホームヘルパー研修会(1級課程及び2級課程)として指定される
2000(平成12)年
10月
福祉科実習棟を新築
2003(平成15)年
2月
外山正理事長、勲四等瑞宝章の叙勲を受ける
7月
大妻会館を新築
10月
創立80周年記念式典挙行
2005(平成17)年
4月
外山茂樹校長、第三代理事長に就任
2007(平成19)年
11月
外山茂樹理事長・校長、北海道社会貢献賞を受賞
12月
食物健康科棟を新築

1986 第一体育館新築

2007 食物健康科棟を新築

2008(平成20)年
2月26日
道南(渡島・檜山管内)初の「居宅介護従業者養成研修等事業者」に指定される
4月1日
家政科に2コース制(家政コース・生活情報コース)を導入
4月8日
食物健康科を新設、第一期生が入学
11月
函館短期大学付設調理師専門学校と連携教育協定を締結
11月11日
第1回 介護の日記念フォーラムを開催
2009(平成21)年
4月
厚生労働省・文部科学省より「介護福祉士養成施設」として認可される
7月
辻調理師専門学校(大阪府)と高・専連携教育協定を締結
8月24日
外山茂樹理事長・校長 逝去
9月1日
西野鷹志第四代理事長 就任、池田延己第四代校長 就任
9月16日
外山正先生 逝去
9月18日
外山茂樹先生学園葬を執り行う
12月
外山茂樹メモリアルピアノコンサート開催
2010(平成22)年
3月
生活情報科を廃止
2011(平成23)年
5月
道立函館美術館と連携教育協定を締結
2012(平成24)年
10月
校門前にシンボルゲートを設置
11月
池田延己校長と本校愛護部が、北海道社会貢献賞をそれぞれ受賞
2013(平成25)年
4月
家政科の2コースを「ファション造形コース」「子ども文化コース」に改組
10月5日
創立90周年を祝う会(主催 函館大妻高等学校 同窓会)
12月20日
新校舎完成
2014(平成26)年
5月15日
創立90周年記念新校舎落成祝賀会挙行
2015(平成27)年
6月24日
グラウンド暗渠排水工事完成
2017(平成29)年
5月24日
池田延己第五代理事長就任(校長兼任)
2018(平成30)年
11月29日
本校舎(図書室・東多目的教室)と西側校舎の増改築工事が竣工
2023(令和5)年
10月5日
創立100周年記念式典挙行
2024(令和6)年
3月1日
創立100周年記念誌刊行
2024(令和6)年
4月1日
齊藤賢一校長就任

メモリアルピアノ

西川ピアノ

大正14年と裏書された写真

本校創立当時からあるピアノで、製造年は110年以上前と推測されます。

2007年(平成19年)食物健康科棟の新築にあたって旧校舎(音楽室・物置)を解体した際に、遮光カーテンに包まれた古いアップライトピアノが発見されました。外観は傷だらけで、鍵盤に触れてもほとんど音の出ない状態であり、フットペダルも反応なし。さらに内部を覗くと弦やスプリングは錆びて腐食し、ハンマーも欠け落ち、チューニングピンを支える板も劣化して、ヒビ割れのある状態でした。

一旦は廃棄処分という結論が出ましたが三代校長・外山茂樹先生がピアノに取り付けられた「NISHIKAWA&SON」という見なれない銘板が気になって調べてみたところ、明治時代に日本人が初めて製造したことで知られる「西川ピアノ」だと判明しました。

さらに、図書室に保管されている写真が見つかり、そこには「大正14年」(1925年)と裏書されていました。大正14年は本学創立(函館大妻技芸学校)の翌年であり、二人の若々しい様子からも当時の写真と判断することができます。このことから「西川ピアノ」が本学草創期から存在していたことがわかり、茂樹先生は保存を決めました。

平成21年6月26日に搬出されたピアノが本校に到着したのは11月30日のことでした。しかし、完成を心待ちにしていた外山茂樹校長先生は8月24日に急逝し、その姿を見ることはできませんでした。先生の無念を思い、ピアノコンサートを開催してきました。復活したピアノの音はきっと先生の耳にもとどいているはずです。